前職の後輩で金沢出身の木田千尋さんが日本増改築産業協会の「リフォームデザインコンテスト」で関東支部優秀賞を受賞されました。
木田さんは女性で若くから優秀で10000㎡以上もある大病院の設計を任されたり、最近では大事務所に転身し新宿の話題の複合施設を担当したりと、まだアラ30のスーパーウーマンです。
そのバイタリティーを自分の住まいでも見せてくれます。
以前の投稿でも書きましたが、政府も中古住宅市場を現状4兆円から8兆円規模に拡大する方針だそうです。http://kanakenshu.blogspot.com/2010/07/blog-post_22.html
そうすると、ユーザーも建築家も工務店も地球環境にもそれぞれにとって重要な意味を持ってきます。
リフォームといえば一時期悪質な業者がワイドショーで頻繁に話題になっていたりしてよくないイメージがあったりしますが、この賞自体は健全なリフォーム産業の発展の為に行われているそうです。
そして彼女はこの流れの重要性と有効性を自分の住まいで体現してみせてくれます。
単なる模様替えではなく、将来の家計設計やライフスタイル等を見据えた戦略的なリノベーションを提案しています。
彼女のサイトでは、良い物件の選び方まで女性らしく丁寧に解説しているので中古マンションの購入やリフォーム前の参考になります。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~kcds/index.html
そして、そのインテリアはプランが大幅に変更されているわけではないのだけれども、カウンターの位置・材料の使い分け・天井高の変化の3つだけで各領域が意識されて、それでいて一体感を感じてリラックスできる独身女性のための空間を造りだしています。
Beforeの写真と比較すると改めて「デザイン」というものには人を活かす力があるのだと感じませんか。
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