金沢市民芸術村のアート工房に展示された建築学科の作品を見て驚きました。どれもこれも「作品」になっています。
プレゼンテーションの技術は凄く進歩しているなと感じました。
自分の学生時代を振り返ると、雲泥の差があります。これを19・20歳の人たちが造ったと思うと結構がんばっているんだなと思います。
その日は卒業生によるプレゼンテーションがあると聞きせっかくなのでお邪魔しました。
どれもこれも良く考えられていておもしろかったです。
吉村先生と酒井先生の講評する視点が微妙に違う事が参考になりました。結構厳しい指摘もありたじろぐ学生も多く、そこに山越先生が助け舟を出すという構図がほほえましいです。
話を聞いているうちに学生の中にもいろいろな経歴の人がいるらしく、大学を卒業後KISTに入学した人や社会人を経験後勉強しに来た人などがいたりするのを聞くと、再チャレンジする環境やそれを認める社会というのが一昔まえよりずっと整っている感じがします。
ぜひともみんな頑張ってほしいと思います。
その寄り道がプレゼンを聞いていると結構大事な事だというのも感じます。作品の質に大差はなくても、プレゼンのしゃべりが堂に入っています。やっぱり経験豊かな人は上手にプレゼンをこなしますし、先生方に指摘を受けても上手に対応します。これは実務においては重要な事です、その訓練のためにも一般公開の卒業審査会というのはよいアイデアですね。
全部で20くらいのプレゼンがありました。作品の完成度が高いかどうかは別にしても、特筆すべきは計画に当たって街や敷地の問題点の発見が押しなべて出来ていたように思います。大学4年生ではない19・20歳の学生としては上々なのでしょう。
完成品での差は、その問題にどれだけ検討や調査をしたかで決まるのが今更ながらよく解らせてもらいましたし、過程を知らない他人にもその差はあっという間に伝わる事も感じました。一度にこんなたくさんのプレゼンテーションを受ける事は聞く側にもそれを教えてくれるみたいです。
どうもみなさんありがとうございました。 就職後も頑張ってください。
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