月曜日, 12月 27, 2010

アートな餅つき

年末最後の行事は餅つき。



塩のアーティスト山本基さんが毎年やっている餅つきに誘われ子供と参加した。
雪がちらつきかなり寒い。



場所は金沢中央郵便局と玉川図書館の中間あたりにある真福院というお寺の境内、ここはNPO法人金沢アートグミが時々イベントを行っているお寺です。
境内というほど広くなく山門をくぐってお堂まで5歩ぐらいのこじんまりした場所で、30人くらいかな?アーティスト・学校の先生・近所の人たち・建築家・外人さん等々、普段体動かさない連中が、腰いてーとかいいながら杵を振り上げた。



餅を反すのは基さんが担当。ちょっと緊張した、世界の「山本基」の手を杵でぶったたいたら末代までアート界から恨まれるかも!







いまどきこんな道具どこで手に入れるのか?
蒸し器は自前だが臼と杵は農協さんで貸し出ししているそうである。これは知らなかった、そのことをもっとみんなが知ったら餅つきの光景が増えるかも。(JAさんもっとアピールしてください。)









さて、アーティスト達の餅つきである。どこかにアートがあるはずである。このままじゃただの酔っ払いの餅つきで終わってしまう。
一度目の臼が空き所在無げにしていたら、いつのまにか数人の若者が何かを取り囲んでカメラのシャッターを押している。何事かとその輪を覗くと退屈した子供が雪山とそこに冷やしてあった缶ビールでなにやら造っている。




う~ん、アートである。
大人はこんなことしない、なんで子供はそこにあるもので「何か」を勝手に自然に「表現」するんだろう。子供ってすごい。




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水曜日, 12月 22, 2010

スクランブルセキビルと表参道

クリスマスが近い。
テレビニュースで表参道のケヤキ並木のイルミネーションがよく映し出される。表参道へ行くと建築家のトップランナーの建築が一同に見られる。たった1km弱の間で世界的建築家の建物がこれだけひしめき合って建っている場所も珍しい。
青山通り側から、
隈研吾さんのONE表参道
リカルド・ボフィルさんのパラシオ
丹下健三さんのハナエ・モリビル
伊藤豊雄さんのTOD‘Sビル
鈴木エドワードさんの東京ユニオンチャーチ・
青木淳さんのルイ・ヴィトン
安藤忠雄さんの表参道ヒルズ
黒川紀章さんの日本看護協会ビル
MVRDVのジャイル
妹島和代さんのディオール
・・・少し枝道に入ると安藤さんのフォレストプラザ表参道・妹島さんのhhstyle・宮脇さんの東京ソワール表参道とちょっと思いつくだけでもこれだけある。
青山通りやみゆき通りまで含めると…書くのもめんどいが国連大・スパイラル・コレッツオーネ・フロムファースト・プラダetc.

商業施設がほとんどで各企業の日本でのブランディングの本拠地となっている。であるから超一流の建築家・デザイナーが起用されるのは当然か。
また見事に‘10年代’20年代‘30’40‘50’60年代と各年代生まれの建築家が揃っている。

で、ケヤキ並木を意識したもの、ヒューマンスケールを意識したもの、素材感を生かしたもの、旧街並みを意識したもの、すげー構造のもの等どれも素晴らしい。ぜひ見に行くことをお勧めします。

いろんな視点があると思うのですが、ここでは街との関係を見る。
上記のようにいろいろな手法があるが、街との関係=道路との関係としてみると、ほとんどのビルは歩道いっぱいからガラスの壁面が立ち上がっている。
そのなかにあって、丹下さんのモリハナエと黒川さんの日本看護協会は歩道に面して開いた広場を作っている。そこはやはり人のたまりができる場所となっている。
用途がそれぞれ違いクライアントの考え方も違うので一概に建築家の個性とは言い難いが、モリハナエや看護協会の設計手法には好感が持てる。
それともモダニズムの建築家たちとその後の建築家たちの使命感みたいなものも違いがあるのだろうか?

ここで金沢の繁華街にもどる。

クリスマスが近いので香林坊のイルミネーションも綺麗であるがそこではなく、片町一丁目のスクランブル。
ここに人が大勢たむろする。昼間は学生らしき人、夜はリーマンやOL、待ち合わせの人、呼び込みの人、時間つぶしの人。
この交差点の4つのカドでセキビルの前が圧倒的に人が多い。
これには建築的に理由がある、…とおもう。
4ヶ所ともアーケードがあるので半外部という意味では同じだが北国ビル・ヤマチクビル・アパビルの3つはどれも歩道ギリギリから壁面が立ち上がっている。
唯一セキビルだけが1階の一部を公開している。表参道のモリハナエと同じである。




そんなに大幅に広場があるわけでもない、狭い平面的くぼみが立体的にもくぼんでいるし、そこに2階への階段もそなわって小さな立体広場と化している。そしてファーストフード店の入り口というのもいいのかもしれない。
それがこのビルの営業にどう影響しているのかはわからないが、ビルの中に街の一部として仕掛けられた空間は30年以上きちんと機能しているように思う。

ほんの小さなことなのだけれど片町スクランブルでも建築が見える気がした。


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木曜日, 12月 09, 2010

本多の森ホール

先日金沢の本多の森ホールに行ってきた。旧名金沢厚生年金会館。他の厚生年金施設同様2008年に売りに出された当時はマンションになるとかいろいろ噂があったが今もホールとして使われている。香林坊から歩いて兼六園を通る道中、やっぱりここはホールでよかったなと思う。



設計は昨年亡くなった黒川紀章さん、本多の森は1977竣工。日本の近代建築の巨匠、では納まらず世界的建築家・都市計画家と言わなければならないと思います。メタボリズムの提唱者の一人。
なんか結構金沢では黒川さんに批判的な人が多い気がします、なんか言ってるほうが小さく見える事が多いような。よく聞くのは利休鼠色のタイルがどうのこうのと。

そこは置いておいて、ホールなんだから内部空間について見てみる事に…。

その少し前に富山のオーバードホールにも行ってきた。オーバードは1996年20年の開きがある。
どちらも多目的ホールなのでプロセニアム形式だけれども門型のきっちりしたものではなく客席の天井・壁と一体的なプロセになっているのは共通。
多目的ホールなので…、というのはホールの代表的なのは音楽ホールと演劇ホールで音楽ホールは大きな楽器みたいなもので舞台と客席がワンルーム、演劇ホールはオープン形式とプロセニアム形式があって舞台が客席に囲まれるものと、額縁で区切られる違いがある、地方のホールではクラシックもやれば演劇も歌舞伎も講演会もみんなそこでするので一つの形式には決められない…豆知識。

舞台形式が同じでも大きく違ったのは客席の作り方。
オーバードは5階バルコニーまである。舞台と客席の距離を近づける事がホールでは大事と昔劇場の設計ですっぱく言われた。2000人を出来るだけ舞台に近づけようとすると縦に積んで行く事になる。
対して、本多の森ホールは1800席の扇方ワンスロープの客席。元野球場の敷地なのでその形を活かしたとか。黒川さんらしいか?
上のセオリーで行けば当然客席の奥行きが深くよくないホールとなる。




が…、しかし、今回の率直な感想は巨大な扇方のワンルーム空間の迫力に軍配。
「客⇔演者」の関係では奥行きは短い方がいいに決まっている。
しかし「客たち⇔客たち」の関係が生まれやすいのはと考えれば一体感がオーバードとは格段に違う。
家でテレビ見ているんじゃないし、映画館でスクリーンを見ているのでもないのだからホールにも横の関係性もいるんだなと思いながら友人と帰りに焼き鳥を食べる…。



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木曜日, 10月 28, 2010

金沢駅もてなしドーム


駅に久しぶりに行った。いつもはこのドームを車の中から外観を見ているぐらいで、それほど興味が湧かずにいた。

中に入ると空間は大屋根の架かった広場に地下通路への大きな吹抜けがあるという中規模都市の駅前広場でよく見かける空間構成。
形や空間の質はどうあれ、スペースフレームの構造に圧倒される。




構造設計は構造計画プラス・ワンの金田勝徳さん。日本の構造家の先頭集団の一角。

スペースフレーム自体はいくつも見掛けているがここのすごさは、3次元に曲がりながら壁面までスペースフレームで出来ている架構の形とその素材がアルミであること。たぶん大々的なアルミのスペースフレームなんて日本初ではないかとおもう。

角度が違うワイヤーにテンションを掛けるためのアルミのリングが象徴的で、バスで駅に来た人、駅から町へ地下道を通って向かう人、私鉄からJRに乗り継ぐ人、これら様々な移動する人たちの交差する位置の上空にテンションリングが置かれ広場のハブ機能を建築の構造システムで暗示している。
ここでは建築の質も空間の意味付けも高度な構造が支配している。




この難しい構造を高い技術力で設計している構造計画プラスワンとは以前一緒に仕事をさせてもらっている。驚くべきことはこの最先端技術は20人くらいの会社で生み出されているということ。これはプラスワンに限らず日本のトップクラス(すなわち世界のトップクラス)の構造家の事務所はそれ以下の会社規模である。言ってみれば中小企業。
決して何百人、何千人の会社が日本の構造技術を生み出しているわけではない。大阪の町工場が最先端技術を持っているという事例以上に建築の技術は小さな組織で生み出されているかもしれない。
ドームの横の音楽堂だって、21世紀美術館だってそうである。当初は2~3人からスタートしています。

しつこいようですが、大組織・大資本・大学などの大きな力が技術を生み出しているのではありません、当然ながら高度なインテリジェンスを身につけたうえで夢と執念と絶え間ない努力とセンスが素晴しい構造を生み出しています。できないやらない人間にはどんな大組織・大資本がついたところで出来ません。



会社の規模は、質的・技術的・デザイン的な信用力と同義ではありません。


住宅市場でもハウスメーカーに頼るだけが道ではありません。建築家をよろしく。


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水曜日, 10月 27, 2010

イベント情報5

■劇団アンゲルスが今年も国際交流フェスティバルに屋台を出店します!
一昨年から劇団アンゲルスは国際交流フェスティバルにて本場メキシカンタコスの屋台を出店しています。
なんでメキシコ料理?・・・秘密は来てからのお楽しみ。他にも色んな屋台やイベントがやってます。
とっても安くて美味しいですから是非来てください!
■日時:11月3日(祝・水) 10:00~16:00(売り切れ次第終了!)
☆場所:リファーレ前広場(金沢駅近く)
☆問い合わせ:076 264 3078
 mail:angelus@spacelan.ne.jp
 HP:http://www.theater-angelus.com

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日曜日, 10月 24, 2010

金沢の建築家10

杉山真

建築家紹介も10人目です。
今回は杉山真さんです。

杉山さんは建築家野村加根夫先生のお弟子さんです。
野村先生は秋篠宮邸の設計や外国の日本大使館などを設計された建築家。吉田五十八さんのお弟子さんで和風建築設計の大御所です。

金沢は地域柄、和風建築のニーズも多いと思うのですが意外と、というか難しいので当然なのか?品のいい数奇屋建築を設計できる建築家は多くありません。ぽっと出の若手が建築雑誌片手に設計できる代物ではありません。40代建築家で数奇屋建築を設計できる貴重な数少ない一人ではないかと思います。

モダンな住宅も手掛けており、数奇屋建築のノウハウを融合させるような住宅ではないかとおもいます。


もう一つ杉山さんの事務所の特徴はオープンシステムで現場を進めるという点です。
そこでオープンシステムとは?
住宅を立てる場合

ハウスメーカーに依頼。
工務店の設計施工で依頼。
建築家に設計依頼の上、工務店に工事依頼。

この3つが主流だとおもいますが、工事をメーカーに依頼すると工事費の約50%は経費、工務店なら30%と聞きます、しかもそれが見積書には現れない、不透明だという声もあります。

オープンシステムとは建築家が施主に代わって陣頭指揮をとりながら各職種に分離で発注する方法です。そのことで建築家への報酬は上乗せされますが、工務店やメーカーのマージンをカットできるので結果的にいいものが割安でできるということらしいです。第4の方法としてそれもありではないかと思います。

金沢でこのシステムを採用している建築家も数人おられます、デザインよりも透明な現場管理・透明な発注形態に重きが置かれている印象があります。施主の利益を追求することは最重要ですが、街に立ち現れるにはそれなりの意匠が必要です。

そのなかにあって杉山さんはデザインも両立させているのではないかと思います。






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木曜日, 10月 21, 2010

イベント情報4

金沢の劇団アンゲルスからのお知らせです。

■期日:10月23日(土) 会場18:00。
?19:00? ■入場:1Drink(200円?)のみ。
☆プライベイトに映画上映「シェルタリング・スカイ」(1990年製作 イギリス映画)
古代から人はなんで砂漠を渡り、砂漠に町を作り、砂漠に住むのでしょうか? そしてやっぱり今も僕にとっても砂漠は気になる存在です。砂漠をテーマに映画を選んでみました。ぜひ一緒に見ませんか? 12月公演「鴨猟」の舞台も砂漠?になるかも?!(アンゲルス 本庄)
監督:ベルナルド・ベルトルッチ、脚本:ポール・ボウルス、音楽:坂本龍一、出演:デブラ・ウィンガー、ジョン・マルコビッチ 他
■会場:劇団アンゲルス(彦三町2-10-13/地図はHPをご覧下さい=http://www.theater-angelus.com/studio.html)
◆駐車は近江町市場駐車場:17:00?23:30 無料です。

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土曜日, 10月 16, 2010

安江工芸館

藤森さんの講演会の前安江工芸館を見学した。鉄・アルミ・銀などと金の比重の違いを体感できる展示があり金の重さにびっくりした。

設計した建築家は、金沢の長村峰行さん。先日のJIAセミナーのパネラーでもあった。建物はエントランスを入ると3層の吹抜けに連階段があり、その周囲に展示室はじめ、必要な部屋が配置されている。
吹抜けを介して各スペースが相互に干渉していて、建物全体のアクティビティーを高める仕掛けがされている。インテリアも珪藻土の掻き落しの壁が柔らかすぎず、硬すぎず。吹抜けには壁をなめるように自然光が入るトップライトが設けてあり、その光に導かれて吹抜けを上がって行くように意図されている。
こじんまりした空間ながらも、とても周到に計画された空間構成となっていて好感が持てる建物だった。
帰りには天井の金のボールを見ながら下りてきて、藤森先生がおっしゃった「金は難しい」という言葉がフラッシュバックした。


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金曜日, 10月 15, 2010

安江工芸館の開館記念 藤森照信さんの講演会

日本の建築史の現在のリーダーである藤森さんの講演会に行ってきた。
藤森さんのお話を伺うのは始めてなのですが、藤森さんが方々で出筆されている建築の歴史の話は従来の学者然とした先生の文と違い解りやすく、また面白い視点で述べられていてよく読んでいた。きっとお話も面白いに違いないと期待して行った。

安江工芸館の開館記念講演なのでテーマは「建築と金箔」。
金箔というと金沢人には馴染みの深いもの(日本のシェア90%だそうです。)ですが、工芸品や仏壇仏具というイメージが強く、建築とどのように話が繋がるのだろう。

まず建築に人類が最初に金箔を使ったのはエジプトのピラミッドだと指摘。最近の調査で先端部分が黄金に輝いていたことが解ってきたそうです。そしてそれは太陽信仰から来ているとのこと。そこから話の時代が徐々にかって行き地域も日本の寺院の話にたどり着くのですがやはり金と建築は信仰との関係で語られて行きます。



そして私が興味深かったのは、信仰や建築が哲学や理論性を纏うと金が使われなくなって行ったということです。キリスト教が中東からトルコを通ってローマに至る過程でギリシャで哲学に洗われた事で金ぴかのおどろおどろしさが消された。建築表現も近代思想に洗われて金から銀、最終的には白にまで漂白されたとおしゃっていた。
その話はシンプルなものに惹かれる自分の嗜好の元を解説されたような気がした。

そして、藤森さんは自作でも金箔を採り入れているそうで、金という材料はつかみどころがなく不思議な材料で建築では使い方によって面白い効果を生むとの事。
スライドではその効果はあまり感じれなくて実感がありませんでした。

自分がとっさにイメージする建築の金箔使いは上は金閣寺、下はホテルやデパートの壁面やドアの流水文様の金箔で、むしろ金であることでチープに見える「悪しき金沢らしさ」です。

おもしろいものと言われる「金」はやっぱり難しい「金」でもあるきがします。


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金曜日, 10月 08, 2010

イベント情報3

金沢の劇団アンゲルスからのお知らせです。

■10/9(土)☆18:30~アンカフェ
OPEN(毎週土曜日のみ)入場=ドリンク代(¥200~)
      ☆19:30~DVDプライベート
上映「星の王子さま」・・・<劇団ひまわり金沢>と、<劇団
nono>の次回小発表会で「星の王子さま」が候補にあがっていま
す。この機会にミュージカル映画「星の王子さま」(1974
年、米)を一緒に見ませんか?

■10/16(土)☆An studio貸し館公演「アゴタ・クリ
ストフの夜」=・10/16(土)20:00開演 ・
10/17(日)14:00開演、19:00開演 ☆
入場=¥1,000(ドリンク付)
 ★上演作品=「エレベーターの鍵」&「怪物」(二本同時公
演!)別府明彦、高山タツヤ、二人の新米演出家が、ハンガリーの
奇才アゴタ・クリストフの戯曲に挑みます。
詳しくは劇団アンゲルスHP www.theater-angelus.com
またはメールにてお問合せください angelus@spacelan.ne.jp

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木曜日, 9月 30, 2010

ミラノサローネ

2010年のミラノサローネを視察した建材デザイナーさんのレポートを拝聴しました。
ミラノサローネとは家具、キッチン、水周りなどの世界最大の国際見本市で2年に1度開かれます。もちろんイタリアです。33万人もの入場者があるそうです。
この展示会を見ると家具などのデザインの世界のトレンドが分かります。
なかなか個人的には行けないのでこのような報告会はありがたく興味津々です。

冒頭でここ十年のミラノサローネで提示されたインテリアのトレンドの変化のレクチャーを受けました。
1999年~2007年→ミニマルからスタイルの多様化へ変化
2008年→ECOっぽい演出・自然回帰
2010年→ECOの本格化・原点回帰
だそうです。

具体的には今年のトレンドは
 形はオーガニックフォルムを取り入れ、木材も穏やかな柾目で、カラーはグレイッシュ
等となります。これがキッチンになるとここにガラス素材やLEDなんかも入ってきます。
おもしろかったのは家具やキッチンの「取っ手」にもトレンドがあり、年によって取っ手がはっきりつく場合とシャープな納まりで隠れている場合とはっきり分かれるそうです。
サニタリーなんかはフリースタンディングタイプの浴槽や洗面がトレンドだと。

そんな「トレンド」自体が、聞いてるうちに可笑しくなり始めたころ、いくつかの室内に設置した例を見せられると、
あ~そうか建築専門誌でもこんなの最近みるな~、結構アカデミックな建築家たちもそんな「トレンド」にのるんだな~と再認識。

この見本市、世界の一流メーカーがこぞって出品しています。もちろん自社の製品をアピールするために。
一枚のキッチンの写真にIHヒーターの上に中華なべがディスプレイされています。各メーカーは最近中国市場を意識しているとの事です。当然ですね。
数年前は中東をターゲットにしたデザインが多かったようです。

ここで質問、中国をターゲットにしたときと、中東をターゲットにしたときはデザイン的に何がかわるのか?

レポーターの解説では、
中東を意識していたころは金色と黒のコントラストの強い家具などが多かったそうです、それはアラビアンナイトの世界を好まれるから。
しかし中国マーケットを意識するとチャイナドレスっぽくなるのかというとそうではなくヨーロピアンモダンスタイルになるそうです。そのほうが売れるそうです。

どちらも比較的経済的に裕福な人が購入するのでしょうから、成功のイメージが地域で違い、周辺にそのイメージがある国と遠く離れた場所にあるのは、何から来るのでしょう。
もう少し考察の必要ありで本日は終了。


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土曜日, 9月 25, 2010

2級



試験が終わり ようやく落ち着きました。


やるだけのことはやったつもりなので 後悔はしていない。


あとは12月の結果を待つばかり(^^













試験を受けて感じたこと。


学科試験は実務経験の差が大きい。


最近の試験の傾向が学科製図共に実務向きになってきているそうで


特に現場に出ていない自分には追いつくので精一杯でしたが


現場に出ている友人と 法規がぼちぼち分かる程度の自分と 教え合いながら
学科はクリアー。もちろん彼も。(喜)


彼が居なかったらダメだった。(彼にとっても・・のはず)


去年は学科は半分くらいで 
やはり余裕でクリアーしないと 本当に意味が無いと感じました。


もちろん忘れたらまた意味が無いので 復習はしなければなりませんね(汗)




製図試験内容は 特にトラップも少なく 


問題の意図を掴み 深く考えず エスキスさえまとめれば淡々と描くことができる問題だったと思います。


北側斜線なかったし 北面道路だったし 敷地が長方形だったし 立面南面だったし 等。


1時間以内でエスキスが終わって 描き始めている人が多かった。


ということは当然皆 描ききってくるということ。


精度の勝負 1本でも多く線を描いたほうが有利 
綺麗さの勝負 より美しい図面を描いたほうが有利ということになります。


採点基準が減点式だけでなく 綺麗な精度の高い図面は多少増点される形式に変わったらしいです。


僕はなるべく汚れないように意識し 水を染み込ませたタオルでテンプレートなどをふき取りながら描きました。


試験官がどう判断するか気になりますが 精度と綺麗さは紙一重?


汚れていたほうが精度が高くみえるのかもしれません。




試験の回想はこのへんにして


今年度の目標が 今年こそ2級を獲ること ですので


ようやく目標に近づいたことが わくわくします。


結果が待ち遠しいです。

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金曜日, 9月 24, 2010

野々市町庁舎

先日野々市町役場の庁舎に行って来た。


設計は香山壽夫建築研究所所。


香山壽夫先生は東大名誉教授。かの吉武泰水先生とルイスカーンに師事し、日本建築学会賞も受賞するというエリート中のエリート。
私にとっては、『建築家の仕事とはどういうものか』という著書を随分前に読み感銘を受けた建築家である。

広場を囲むようにコの字型になったプラン、各辺にそれぞれ機能的にゾーンが割り当てられており解りやすい。広場に向かって3層吹抜けの町民開放ゾーン「カメリア」は休みの日にも係わらず、町民がカフェにいるように思い思いにすごしている。
学生が勉強していたり、奥様グループが談笑していたり、小学生が友達と遊んでいる。




こんな休日の様子は一昔前では信じられない。行政のサービスも変わったし、建築も市民に開かれた造りとなっている。

竣工当時同じ県内の21世紀美術館と色々比較されたりしたが、カメリアの様子を見ていると、これはこれで、町民に親しまれていて心地よい空間になっている。

ひとつまるびーと比較するなら、市民開放ゾーンと非開放ゾーンがあっさりアルミサッシュで切られており、「入るな!」という強いメッセージに感じる。21世紀美術館は境界はあるがどこからどうなのかよく解らない。




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