先日、金沢のステージアップhttp//stageup.jp/という会社のセミナーに行ってきた。自己啓発系のような社名で誤解しそうだがファイナンシャルプランニングをする会社。
セミナーは2部構成になっていて1部はファイナンシャルプランナーから見た建築業界の先行き。2部は建築主の住宅建設時の資金的な注意点やファイナンシャルプランニングの重要性についてのお話でした。
1部の講師はMSJの安倍さん
興味深かったのは「中古注文住宅」という発想。人口が減っているのは周知のとおりで住宅が余ってくる。
さらにはエコ意識の盛り上がりで安易なスクラップ&ビルドはなくなる。さらには最近の住宅購入世代の意識も「新築一戸建て」に固執しないらしい、政府も中古住宅市場を現状4兆円を8兆円規模に拡大する方針だそうである。
そこで「中古注文住宅」となるが、ここで今までと違うのは中古住宅を買ってからリフォームすると2回ローンを組む必要がありさらにリフォーム用のローンは金利が高い。
さらにはエコ意識の盛り上がりで安易なスクラップ&ビルドはなくなる。さらには最近の住宅購入世代の意識も「新築一戸建て」に固執しないらしい、政府も中古住宅市場を現状4兆円を8兆円規模に拡大する方針だそうである。
そこで「中古注文住宅」となるが、ここで今までと違うのは中古住宅を買ってからリフォームすると2回ローンを組む必要がありさらにリフォーム用のローンは金利が高い。
買う前に売主側に買主の思いでリフォームしてもらいそれを買い取れば一回の中古住宅取得のためのローンで済む1500万円の試算では金利によってではあるが50万円程度の差が出てしまう。なるほどカシコイ。
「画像2つは㈱すまいるプラザセミナーテキストより」
ローンの組み方はさておき建築家の仕事もリフォーム中心になる日もそう遠くなさそうである。ヨーロッパではずっと前からそうであるし、リフォームだからしょうもないものしか出来ないようではそもそも建築家の資質も問われようというものだ。
とは言ってみたものの「残すもの」「壊すもの」の価値判断はあるべきだと思う。
先のFPさんのお話は物質としての価値の話し。その価値判断だけではいつまでたっても街並みは美しくならない。
文化としてどうかと問い直す事も必要だと思う、今のリノベーションは古いものはいいものだ!だから再生すべしとの風潮であるがそんなことはない、いつの時代でも駄作、手抜き、有り合わせというものはある(私的な見解ではボーリーズの遺作にその傾向があるとおもうが)。
そこを見極める眼力も建築家には求められる時代になるのでしょう。
MSJさんの会社アピールも当然あった、融資・保険・保障・各種性能検査認定がワンストップでできるとの事。ただ確認申請は受け付けられない。
反対にERIでは各種性能検査認定と確認申請がワンストップでできるが融資関係はできない。
結局2け所に一杯書類を出すのだが、建築の話を2回しなくていいのなら、いっちゃん面倒で厳格な確認申請が各種性能検査認定とセットのほうが使いやすい気がする。
それも手数料と対応次第かな。
全部出来る最強会社もいずれできるのか?
第2部の話は次回に…。
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