土曜日, 9月 25, 2010

2級



試験が終わり ようやく落ち着きました。


やるだけのことはやったつもりなので 後悔はしていない。


あとは12月の結果を待つばかり(^^













試験を受けて感じたこと。


学科試験は実務経験の差が大きい。


最近の試験の傾向が学科製図共に実務向きになってきているそうで


特に現場に出ていない自分には追いつくので精一杯でしたが


現場に出ている友人と 法規がぼちぼち分かる程度の自分と 教え合いながら
学科はクリアー。もちろん彼も。(喜)


彼が居なかったらダメだった。(彼にとっても・・のはず)


去年は学科は半分くらいで 
やはり余裕でクリアーしないと 本当に意味が無いと感じました。


もちろん忘れたらまた意味が無いので 復習はしなければなりませんね(汗)




製図試験内容は 特にトラップも少なく 


問題の意図を掴み 深く考えず エスキスさえまとめれば淡々と描くことができる問題だったと思います。


北側斜線なかったし 北面道路だったし 敷地が長方形だったし 立面南面だったし 等。


1時間以内でエスキスが終わって 描き始めている人が多かった。


ということは当然皆 描ききってくるということ。


精度の勝負 1本でも多く線を描いたほうが有利 
綺麗さの勝負 より美しい図面を描いたほうが有利ということになります。


採点基準が減点式だけでなく 綺麗な精度の高い図面は多少増点される形式に変わったらしいです。


僕はなるべく汚れないように意識し 水を染み込ませたタオルでテンプレートなどをふき取りながら描きました。


試験官がどう判断するか気になりますが 精度と綺麗さは紙一重?


汚れていたほうが精度が高くみえるのかもしれません。




試験の回想はこのへんにして


今年度の目標が 今年こそ2級を獲ること ですので


ようやく目標に近づいたことが わくわくします。


結果が待ち遠しいです。

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金曜日, 9月 24, 2010

野々市町庁舎

先日野々市町役場の庁舎に行って来た。


設計は香山壽夫建築研究所所。


香山壽夫先生は東大名誉教授。かの吉武泰水先生とルイスカーンに師事し、日本建築学会賞も受賞するというエリート中のエリート。
私にとっては、『建築家の仕事とはどういうものか』という著書を随分前に読み感銘を受けた建築家である。

広場を囲むようにコの字型になったプラン、各辺にそれぞれ機能的にゾーンが割り当てられており解りやすい。広場に向かって3層吹抜けの町民開放ゾーン「カメリア」は休みの日にも係わらず、町民がカフェにいるように思い思いにすごしている。
学生が勉強していたり、奥様グループが談笑していたり、小学生が友達と遊んでいる。




こんな休日の様子は一昔前では信じられない。行政のサービスも変わったし、建築も市民に開かれた造りとなっている。

竣工当時同じ県内の21世紀美術館と色々比較されたりしたが、カメリアの様子を見ていると、これはこれで、町民に親しまれていて心地よい空間になっている。

ひとつまるびーと比較するなら、市民開放ゾーンと非開放ゾーンがあっさりアルミサッシュで切られており、「入るな!」という強いメッセージに感じる。21世紀美術館は境界はあるがどこからどうなのかよく解らない。




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火曜日, 9月 21, 2010

金沢の建築家9

toit-design 戸井 建一郎

西泉のメガドンキーの東を西金沢駅の方に向かって走っていると、ちょっとカッコいいキューブがいつの間にかそこに置かれていた。
なにか気になる建物だな~と、いつも気になっていたのだが、信号待ちで丁度その前で止まった時、大きなスクエアな窓から無数の白い模型が見える。そして数人が模型を囲んで会議をしているような雰囲気。
それが建築家「戸井建一郎」率いるトイットデザインの新オフィスだった。

「率いる」と書いたが、多分私が知る限り金沢で建築系デザイン集団と呼べる唯一の存在が「トイットデザイン」ではないかとおもう。
いままで紹介してきた金沢の建築家・アトリエは建築家が一人ないしは弟子含め2人くらいでやっていて、アウトプットされるものには良し悪しは別にして恣意性が強くならざるを得ない。
「○山×男建築設計事務所」などという社名にそのことが表出しているともいえる。




よく言われる事であるが、優秀な建築家の事務所からは優秀な弟子が巣立つ。戸井さん自信も建築家・鈴木エドワードさんの弟子である。
しかし金沢では既存の建築系アトリエから若い才能が育ったとはあまりきかない。もしかするとトイットデザインがその先駆けとなるのかもしれない。

なぜ優秀な建築家の事務所から優秀な建築家が次々輩出されるかといえば、それは議論の場が多いからだと私は感じる。一個のプロジェクトに数人が意見をぶつけ合い、デザインがブラッシュアップされていく過程を自分もいくつも経験している。個性的な建築家であろうとも一人の発想では限界があり、やはり集団の力というものはあなどれない。

信号待ちで見た光景からそんなことを思いながらトイットの作品を参照してみるとやはりブラッシュアップされたモダンな空間が気持ちよさそうである。あまり特異な形態に凝るわけでもなく、周りの環境にフィットするように素直にプランニングされた平面に、無駄をそぎ落としたデザインが立ち上がる。そのストイックさは、個人の形への欲望を抑制するシステムが自然によい方向に効いているのではないだろうか。

金沢の建築家2で書いたように、並居る団塊周辺世代の建築家に割って入って建築賞を受賞した、わずか2人のアラ40建築家の一角であることがそのシステムを言い当てているのかもしれない。



http://www.toitdesign.com/






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