金曜日, 7月 09, 2010

燃料電池

エネファーム
住宅用の燃料電池コジェネレーションシステム。
ファーム=農場。エネルギーを使う家から、つくる家へと、と、言う意味。

ユニット構成
燃料電池ユニットと貯湯ユニットの二つで構成。
石油、都市ガスなどから水素を取り出し、空気中の酸素と反応させることで発電。
その際、発生する熱を利用して、同時にお湯をつくる。
つくられた電気は、家のどこでも使用可能。
お湯は60度で200㍑貯湯可能(40度で360㍑の給湯能力)。
家庭での殆どの給湯需要を賄え、万が一、貯湯槽のお湯がなくなっても、バックアップ熱源がついているので、お湯が使えなくなることはない。

省エネルギー性・環境性
電気を使う「家庭」で発電するため、送電に伴うロスがなく、発電に伴う排熱を利用してお湯をつくるため効率がよい。
一次エネルギー消費量33%削減、CO2排出量45%削減。

参考文献:建築技術2010.1号

木曜日, 7月 08, 2010

オープンハウスin金沢3

6月にもう一つオープンハウスに行ってきた。設計者の吉村さんの住宅を見せてもらうのは2度目。前回同様案内のチラシにはお馴染みのダイアグラムが添えられていた。



いつも住宅は探すのに苦労する。案の定、国道を行き過ぎてユーターンして見つかった住宅は端正な黒い箱。前回の家は白い箱だった。吉村さんは外観にはしょうもない操作はしない。しょうもなくなくても、たぶんデザインのためのデザインはしない。そこは好感が持てる。



プランはL字型をして主空間と従空間がそのLの各辺に割り当てられて明快である。主空間は道路から遠い辺にありプライバシーを守っている。特筆すべきは建具の仕掛けが巧妙で引き戸を開け放てばワンルームにもなり個室の集合体にもなる。色のつかないリートフェルトのようだというと言いすぎか?
もう一つは2階の窓の腰の高さが1.3mくらいあったかと思う。これは密集する住宅地の中で個室の集まる2階のプライバシーを配慮したようだ。



インテリアは真っ白である。「また真っ白に作っちゃった」とおしゃっていたが多くの白いインテリアと違うのは「床まで白い」という事。畳まで白い(正確には薄いグレー)。これはこれでかなり勇気のいる事だと思う。外観と同じでしょうもない色使いでごまかさない。ディテールも出来るだけデザイナーの苦悩の痕跡が残らないように意図されているかのようにシンプルである。

こう書きながらその場でなぜ白にこだわるのか?を聞けばよかったと思いつつ自分なりに考える
・空間の骨格をピュアを表現するためか。
・建築家が提供しすぎない事が重要で住み手に雰囲気造りはゆだねるべきとの判断か。
・白が好きなだけか。
・ギャラリーのホワイトキューブを連想させる事が、ライフ・イズ・アートとのメッセージが埋め込まれているのか。
・広さを演出するためか。
・明るさを得るためか。
なるほど建築というのは見るもの・住むものが勝手に解釈を加えるものだと今更ながら気づいた。

吉村さんまたご案内お願いします。




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水曜日, 7月 07, 2010

金澤町家-4

今回は町家の意匠装置についてです。

ご存じの方も多いと思いますが、町家には独特の意匠装置があります。

1.袖卯建(そでうだつ):
  町家建屋の両側の軒下ある袖壁の事です。
  機能については、
  ①防火説、②防風説、③防犯説、④構造説、⑤遮蔽説と様々であるが、
  意匠的に凝った仕様にしたりと、格付け的意味合いがあったのであろう。
  「ウダツが上がらない」の語源はここから来ていると言われている。

2.大戸(おおど):
  町家の出入口にある潜戸付きの板戸の事です。
  (幅1500㎜×高さ1900mm程度の大型戸)
  杢目の美しいケヤキの一枚板を使ったものもある。
  丁番には八双金物を使用した重厚なものもある。

3.蔀戸(しとみど):
  正面の店間の柱間にはめ込まれた板戸の事です。
  柱に掘り込んだ溝に上下二枚の板戸を入れ、雨・風を防いだ。
  店を開く時には、上半分は2階部分に釣上げ、下半分は取外した。
  用途によって、全面開放や半分開放とできる。

4.下り(さがり):
  1階庇下にある下り壁の事です。
  庇タルキを受ける出桁から小束を下げ、下端に横木を渡し小板を入れたもの。
  庇下の店先空間の保護機能を果たし、雨風や吹雪、日差しを遮った。
  下りの高さは、街路幅員と関係していて、
  幅員が大きいと、下り高さも大きくしていたそうです。
  ここで、豆知識ですが、
  下りは垂直に下がっておらず、下端が少し街路側に出るように傾斜しています。
  これは、遠目で全体を見たときに、垂直に見えるそうです。
  皆さんも、一度気をつけて見てみて下さい。

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火曜日, 7月 06, 2010

ひがし廓

ひがし廓。前にもお話した、今のひがし茶屋街のことです。
その中の建物で、「志摩」というお茶屋の建物があり、
江戸時代のそのままの造りを残して、国重要文化財にも
になっています。
二階が客間になっていて、何室かあります。押入れや物入れ
はなく、あくまで、お茶屋の遊びを主と考えた和室となっていました。
床の間を背に座って、正面の襖を開けるを、必ず控えの間となっていて、
その部屋が舞の場となる部屋です。
映画やドラマでお茶屋遊びなど見ることがあるけど、「志摩」を見学して、
そうゆうことになっているんだって納得しました。
結構楽しめて勉強になり、お薦めです。是非行ってみてください。
※入館料はかかります。

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月曜日, 7月 05, 2010

キッチン

今日は軽めにコンロについて☆

コンロのなかでもガスについて(個人的にも電気よりガス派なので・・・)

昔から使用されているガスコンロと言えば、据置でもビルトインでも
ゴトク(鍋を置くための枠みたいなもの)がでっかく掃除がしにくいタイプの
外炎バーナー(お花が開いたような炎の出方)かと・・・

最近は外炎バーナーでも個別のゴトクで掃除も楽々なフッ素トップコンロや
ちょっと高級なガラストップコンロがある。

また内炎バーナー(内側にむかってる炎の出方)もある。

内炎と外炎の大きな違いは鍋の中央に炎があたる内炎バーナーは
鍋の外側に炎が逃げてしまう外炎バーナーに比べて熱効率が良い★

ということは、内炎バーナーのタイプのコンロはエコ☆(^◇^)

ただ、こんな説も・・・
内炎バーナーだと鍋の中央に集中して炎があたるので鍋へのダメージが とか・・・

まぁ~何をとるかだけど、やっぱり掃除しやすさのガラストップコンロははずせない☆
うちは予算オーバーのためフッ素トップコンロだけどふき取るだけで早めの汚れは
奇麗になるかなぁ~。炎は外炎だけど、まぁいっか、といった感じです★

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