金曜日, 9月 24, 2010

野々市町庁舎

先日野々市町役場の庁舎に行って来た。


設計は香山壽夫建築研究所所。


香山壽夫先生は東大名誉教授。かの吉武泰水先生とルイスカーンに師事し、日本建築学会賞も受賞するというエリート中のエリート。
私にとっては、『建築家の仕事とはどういうものか』という著書を随分前に読み感銘を受けた建築家である。

広場を囲むようにコの字型になったプラン、各辺にそれぞれ機能的にゾーンが割り当てられており解りやすい。広場に向かって3層吹抜けの町民開放ゾーン「カメリア」は休みの日にも係わらず、町民がカフェにいるように思い思いにすごしている。
学生が勉強していたり、奥様グループが談笑していたり、小学生が友達と遊んでいる。




こんな休日の様子は一昔前では信じられない。行政のサービスも変わったし、建築も市民に開かれた造りとなっている。

竣工当時同じ県内の21世紀美術館と色々比較されたりしたが、カメリアの様子を見ていると、これはこれで、町民に親しまれていて心地よい空間になっている。

ひとつまるびーと比較するなら、市民開放ゾーンと非開放ゾーンがあっさりアルミサッシュで切られており、「入るな!」という強いメッセージに感じる。21世紀美術館は境界はあるがどこからどうなのかよく解らない。




にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 金沢情報へ
↑ランキング参加中クリックお願いします
人気ブログランキングへ
↑ランキング参加中クリックお願いします。
ブログランキング
↑ランキング参加中クリックお願いします。


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。