火曜日, 6月 15, 2010

町家表構え‐格子編

前回に続き、格子の豆知識を紹介。
格子は種類が多様だと紹介しましたが、
構造的に大きく分けると4つに分けられるそうです。

1、台格子
柱の間に組み込まれた框と梁、桁に組み込まれた木格子で、
貴重品を扱う(米屋、酒屋、油屋など)商家の店先に使われる。
そのため頑丈な荒格子が多く使われるそうです。

2、嵌込格子
嵌め外しができる建具と一緒で、繊細な意匠のものが多い。
商店に多くみられ、祭りや祝い事には取り外し、表が開放的に
なります。

3、出格子
見張格子、物見格子とも言われ、左右への視界を得るため
出窓式に張り出された構造です。
内部を広くする効果を得ている。

4、平格子
表側に直接に格子を組み込んだ形式です。町家の表構えは
平格子、出格子、出入口の格子戸がほとんどだそうです。

この大きく分けて4つの格子の構造が基本となり、
そこから格子の間隔、意匠、素材が細かく構成されていて、
その建物の機能に応じたたくさん個性がある。
格子はまだまだ奥深い!

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