土曜日, 10月 16, 2010

安江工芸館

藤森さんの講演会の前安江工芸館を見学した。鉄・アルミ・銀などと金の比重の違いを体感できる展示があり金の重さにびっくりした。

設計した建築家は、金沢の長村峰行さん。先日のJIAセミナーのパネラーでもあった。建物はエントランスを入ると3層の吹抜けに連階段があり、その周囲に展示室はじめ、必要な部屋が配置されている。
吹抜けを介して各スペースが相互に干渉していて、建物全体のアクティビティーを高める仕掛けがされている。インテリアも珪藻土の掻き落しの壁が柔らかすぎず、硬すぎず。吹抜けには壁をなめるように自然光が入るトップライトが設けてあり、その光に導かれて吹抜けを上がって行くように意図されている。
こじんまりした空間ながらも、とても周到に計画された空間構成となっていて好感が持てる建物だった。
帰りには天井の金のボールを見ながら下りてきて、藤森先生がおっしゃった「金は難しい」という言葉がフラッシュバックした。


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金曜日, 10月 15, 2010

安江工芸館の開館記念 藤森照信さんの講演会

日本の建築史の現在のリーダーである藤森さんの講演会に行ってきた。
藤森さんのお話を伺うのは始めてなのですが、藤森さんが方々で出筆されている建築の歴史の話は従来の学者然とした先生の文と違い解りやすく、また面白い視点で述べられていてよく読んでいた。きっとお話も面白いに違いないと期待して行った。

安江工芸館の開館記念講演なのでテーマは「建築と金箔」。
金箔というと金沢人には馴染みの深いもの(日本のシェア90%だそうです。)ですが、工芸品や仏壇仏具というイメージが強く、建築とどのように話が繋がるのだろう。

まず建築に人類が最初に金箔を使ったのはエジプトのピラミッドだと指摘。最近の調査で先端部分が黄金に輝いていたことが解ってきたそうです。そしてそれは太陽信仰から来ているとのこと。そこから話の時代が徐々にかって行き地域も日本の寺院の話にたどり着くのですがやはり金と建築は信仰との関係で語られて行きます。



そして私が興味深かったのは、信仰や建築が哲学や理論性を纏うと金が使われなくなって行ったということです。キリスト教が中東からトルコを通ってローマに至る過程でギリシャで哲学に洗われた事で金ぴかのおどろおどろしさが消された。建築表現も近代思想に洗われて金から銀、最終的には白にまで漂白されたとおしゃっていた。
その話はシンプルなものに惹かれる自分の嗜好の元を解説されたような気がした。

そして、藤森さんは自作でも金箔を採り入れているそうで、金という材料はつかみどころがなく不思議な材料で建築では使い方によって面白い効果を生むとの事。
スライドではその効果はあまり感じれなくて実感がありませんでした。

自分がとっさにイメージする建築の金箔使いは上は金閣寺、下はホテルやデパートの壁面やドアの流水文様の金箔で、むしろ金であることでチープに見える「悪しき金沢らしさ」です。

おもしろいものと言われる「金」はやっぱり難しい「金」でもあるきがします。


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金曜日, 10月 08, 2010

イベント情報3

金沢の劇団アンゲルスからのお知らせです。

■10/9(土)☆18:30~アンカフェ
OPEN(毎週土曜日のみ)入場=ドリンク代(¥200~)
      ☆19:30~DVDプライベート
上映「星の王子さま」・・・<劇団ひまわり金沢>と、<劇団
nono>の次回小発表会で「星の王子さま」が候補にあがっていま
す。この機会にミュージカル映画「星の王子さま」(1974
年、米)を一緒に見ませんか?

■10/16(土)☆An studio貸し館公演「アゴタ・クリ
ストフの夜」=・10/16(土)20:00開演 ・
10/17(日)14:00開演、19:00開演 ☆
入場=¥1,000(ドリンク付)
 ★上演作品=「エレベーターの鍵」&「怪物」(二本同時公
演!)別府明彦、高山タツヤ、二人の新米演出家が、ハンガリーの
奇才アゴタ・クリストフの戯曲に挑みます。
詳しくは劇団アンゲルスHP www.theater-angelus.com
またはメールにてお問合せください angelus@spacelan.ne.jp

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木曜日, 9月 30, 2010

ミラノサローネ

2010年のミラノサローネを視察した建材デザイナーさんのレポートを拝聴しました。
ミラノサローネとは家具、キッチン、水周りなどの世界最大の国際見本市で2年に1度開かれます。もちろんイタリアです。33万人もの入場者があるそうです。
この展示会を見ると家具などのデザインの世界のトレンドが分かります。
なかなか個人的には行けないのでこのような報告会はありがたく興味津々です。

冒頭でここ十年のミラノサローネで提示されたインテリアのトレンドの変化のレクチャーを受けました。
1999年~2007年→ミニマルからスタイルの多様化へ変化
2008年→ECOっぽい演出・自然回帰
2010年→ECOの本格化・原点回帰
だそうです。

具体的には今年のトレンドは
 形はオーガニックフォルムを取り入れ、木材も穏やかな柾目で、カラーはグレイッシュ
等となります。これがキッチンになるとここにガラス素材やLEDなんかも入ってきます。
おもしろかったのは家具やキッチンの「取っ手」にもトレンドがあり、年によって取っ手がはっきりつく場合とシャープな納まりで隠れている場合とはっきり分かれるそうです。
サニタリーなんかはフリースタンディングタイプの浴槽や洗面がトレンドだと。

そんな「トレンド」自体が、聞いてるうちに可笑しくなり始めたころ、いくつかの室内に設置した例を見せられると、
あ~そうか建築専門誌でもこんなの最近みるな~、結構アカデミックな建築家たちもそんな「トレンド」にのるんだな~と再認識。

この見本市、世界の一流メーカーがこぞって出品しています。もちろん自社の製品をアピールするために。
一枚のキッチンの写真にIHヒーターの上に中華なべがディスプレイされています。各メーカーは最近中国市場を意識しているとの事です。当然ですね。
数年前は中東をターゲットにしたデザインが多かったようです。

ここで質問、中国をターゲットにしたときと、中東をターゲットにしたときはデザイン的に何がかわるのか?

レポーターの解説では、
中東を意識していたころは金色と黒のコントラストの強い家具などが多かったそうです、それはアラビアンナイトの世界を好まれるから。
しかし中国マーケットを意識するとチャイナドレスっぽくなるのかというとそうではなくヨーロピアンモダンスタイルになるそうです。そのほうが売れるそうです。

どちらも比較的経済的に裕福な人が購入するのでしょうから、成功のイメージが地域で違い、周辺にそのイメージがある国と遠く離れた場所にあるのは、何から来るのでしょう。
もう少し考察の必要ありで本日は終了。


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土曜日, 9月 25, 2010

2級



試験が終わり ようやく落ち着きました。


やるだけのことはやったつもりなので 後悔はしていない。


あとは12月の結果を待つばかり(^^













試験を受けて感じたこと。


学科試験は実務経験の差が大きい。


最近の試験の傾向が学科製図共に実務向きになってきているそうで


特に現場に出ていない自分には追いつくので精一杯でしたが


現場に出ている友人と 法規がぼちぼち分かる程度の自分と 教え合いながら
学科はクリアー。もちろん彼も。(喜)


彼が居なかったらダメだった。(彼にとっても・・のはず)


去年は学科は半分くらいで 
やはり余裕でクリアーしないと 本当に意味が無いと感じました。


もちろん忘れたらまた意味が無いので 復習はしなければなりませんね(汗)




製図試験内容は 特にトラップも少なく 


問題の意図を掴み 深く考えず エスキスさえまとめれば淡々と描くことができる問題だったと思います。


北側斜線なかったし 北面道路だったし 敷地が長方形だったし 立面南面だったし 等。


1時間以内でエスキスが終わって 描き始めている人が多かった。


ということは当然皆 描ききってくるということ。


精度の勝負 1本でも多く線を描いたほうが有利 
綺麗さの勝負 より美しい図面を描いたほうが有利ということになります。


採点基準が減点式だけでなく 綺麗な精度の高い図面は多少増点される形式に変わったらしいです。


僕はなるべく汚れないように意識し 水を染み込ませたタオルでテンプレートなどをふき取りながら描きました。


試験官がどう判断するか気になりますが 精度と綺麗さは紙一重?


汚れていたほうが精度が高くみえるのかもしれません。




試験の回想はこのへんにして


今年度の目標が 今年こそ2級を獲ること ですので


ようやく目標に近づいたことが わくわくします。


結果が待ち遠しいです。

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金曜日, 9月 24, 2010

野々市町庁舎

先日野々市町役場の庁舎に行って来た。


設計は香山壽夫建築研究所所。


香山壽夫先生は東大名誉教授。かの吉武泰水先生とルイスカーンに師事し、日本建築学会賞も受賞するというエリート中のエリート。
私にとっては、『建築家の仕事とはどういうものか』という著書を随分前に読み感銘を受けた建築家である。

広場を囲むようにコの字型になったプラン、各辺にそれぞれ機能的にゾーンが割り当てられており解りやすい。広場に向かって3層吹抜けの町民開放ゾーン「カメリア」は休みの日にも係わらず、町民がカフェにいるように思い思いにすごしている。
学生が勉強していたり、奥様グループが談笑していたり、小学生が友達と遊んでいる。




こんな休日の様子は一昔前では信じられない。行政のサービスも変わったし、建築も市民に開かれた造りとなっている。

竣工当時同じ県内の21世紀美術館と色々比較されたりしたが、カメリアの様子を見ていると、これはこれで、町民に親しまれていて心地よい空間になっている。

ひとつまるびーと比較するなら、市民開放ゾーンと非開放ゾーンがあっさりアルミサッシュで切られており、「入るな!」という強いメッセージに感じる。21世紀美術館は境界はあるがどこからどうなのかよく解らない。




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