前回のお茶会の続きです。
いよいよご亭主がお茶を点てられるのですが、大きな道具が2つ目に入ります。
風炉と漆塗りの棚、そのうちのツマ紅の棚がなんともかっこよい、黒い漆?塗りに小口だけ朱に塗り分けられている。うーんドミノみたい…。単純な道具だけどスレンダーできっちり作り、仕上られている。気になるのでお点前が終わってから先生になんていう棚か聞くと「更好棚(こうこうたな)」と呼ぶそうです。
このお茶会は座敷で行なわれましたが茶会が終わってから、移築された松声庵を拝見しました。薄暗く狭くまさしく小宇宙、あんまり分析できませんがグッと来ましたね、これが空間の力というものか…。
汎用性のある日本文化と前回いいましたが、ここまで究極のスケールの場所は茶室以外には使えませんね。汎用性のある道具を駆使して専用の空間を造る…それが贅というものか。それも日本らしい贅沢かもしれません。